新日本プロレス

ジェフ・コブがTHE EMPIRE入りした理由を考える

ジェフ・コブ選手がTHE EMPIRE入りしてから、未だその理由が明かされないでままでいる。

ワールドタッグリーグ公式戦後のジェフ・コブのバックステージコメントに注目が集まるが、沈黙がほとんどで、口を開いたかと思えば謎めいた短いコメントを残すだけ・・・。

今回は、ジェフ・コブがなぜTHE EMPIREに加入したのか、その理由を探ってみたいと思います。

なぜWTLで棚橋弘至とタッグ結成しなかったのか?

ワールドタッグリーグ2020の出場チームが発表されたとき、エントリーチームを見て妙な違和感を感じた。

それは棚橋弘至のタッグパートナーがトーア・ヘナーレだったことだ。

私の予想では棚橋弘至はジェフ・コブをパートナーに連れて出場してくると思っていました。

↓WTL出場チームを予想したときの記事

ワールド・タッグ・リーグ2020の出場チームを予想してみた。

11月7日の大阪大会が終了し、POWER STURRGLEシリーズが終結しました。 11月15日からは新シリーズであるベスト・オブ・スーパー・ジュニア27とワールド・タッグ・リーグ2020が同時開催さ ...

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なぜならヤングライオンの辻陽太選手が、棚橋選手とタッグを組んでWTLに出場することを熱望していたことに対し、棚橋弘至の回答は「これはチャレンジマッチじゃない」と、回答していたからだ。

WTL優勝を勝ち取りに行くならば、パートナー候補として当然ジェフ・コブが上がってくるはずなのだが、発表されたパートナーはトーア・ヘナーレ選手だった。

なぜ?

ヘナーレ選手を咎めるわけではないが、正直、辻陽太選手との差がそこまであるとも思えない。

昨年のWTLでも棚橋&ヘナーレ組で出場していたが、結果は3勝12敗の有り様だった。

「チャレンジマッチじゃない」とするならば、やはりトーア・ヘナーレ選手がパートナーとはならないはずなのだ。

ここからは推測だが、棚橋選手は同じ本隊のヘビー級の実力者であるジェフ・コブに対してタッグ結成を要望していたに違いないと思う。

しかしジェフ・コブはすでにTHE EMPIREとの結託を決意していたので、棚橋選手の要望を断ったのだろう。

しかし、棚橋弘至とジェフ・コブがタッグ結成となれば、優勝候補筆頭のチームとなり台風の目になっていたに違いないはずだ。

それなのになぜ、ジェフ・コブは棚橋の誘いに断ってまで、THE EMPIRE入りを決意したのだろうか?

バックステージコメントを読み解く。

ジェフ・コブがここまで残しているバックステージコメントを振りかえってみよう。

WTL開幕戦ではオーカーン選手のパートナー「X」の正体がジェフ・コブと判明されたが、試合後は沈黙を決め込みノーコメント。

WTL2戦目でようやく口を開いたが、

――一つだけ質問を。なぜ、THE EMPIREに合流したんですか?
ジェフ「(※しばらく沈黙が続くが、カメラに向かって指差して、静かな口調で)お前らのせいだ……(※とだけ言って立ち去る)」

-新日本プロレス公式より引用-

と、ひとことだけ。「お前ら」とは誰を指しているのか?

続いてWTL3戦目では、

コブ「(※しばらく黙ったまま報道陣を見やって)”ハチェット”…覚えとけ…」

-新日本プロレス公式より引用-

なに?ハチェットって小型の斧?ますます謎は深まるばかり・・・

そしてWTL4戦目では、

ジェフ「(※しばらくの沈黙ののち)お前たち、まだ俺がTHE EMPIREに入った理由が気になってるのか? 理由なんてどうでもいいだろ。大事なのは結果だ。時代の中心は、俺たちTHE EMPIRE(オーカーンのほうを見て)。俺はハワイ王国の代表だ。いつまでも過ぎたことにとらわれてないで、結果に注目しろ」

-新日本プロレス公式より引用-

おおっ、やっとコメントらしいコメントが!
しかし、理由なんてどうでもいいと一蹴されてしまいました。そして大事だのは「結果」だ。と。

そしてWTL折り返しの5戦目では、

ジェフ「デンジャラス・テッカーズ、デンジャラス・テッカーズって、何がデンジャラス・テッカーズだ! 危険度なら、俺たちTHE EMPIREの方が何倍も上だ。(※某記者の方に視線を向けて)それでお前たちは、まだ俺がTHE EMPIREに入った理由が知りたいのか? 『どうして?』って聞きたいのか? 言っただろ、そんなことより現実を、結果に注目してろって」

新日本プロレス公式より引用-

だんだんコメントが長くなってきました。
でもやっぱり「結果に注目しろ」との一点張り。
結果って、いやこの試合、鈴木軍に負けてるし。

とまあ、THE EMPIRE入りの理由がさっぱり分からないわけですが、ひとつキーワードらしきものが出てきました。

出典:新日本プロレス公式

それは「結果に注目しろ」ということ。なるほど。

つまりはTHE EMPIRE入りした理由が知りたければ、結果に注目しろ、ということです。

要するにジェフ・コブは今までの自分の結果に対して納得がいかなかったから、THE EMPIREに加入したと読み取れます。

それでは、ジェフ・コブのこれまでの結果を振りかえってみることにしよう。

ジェフ・コブが結果にこだわる理由。

まずは記憶に新しい秋のG1クライマックス30のジェフ・コブの結果は・・・。

Aブロック公式リーグ戦「4勝5敗」である。

たしかに負け越しではあるが、ジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイ、石井、鷹木と並み居る強豪に勝利を収めている。

しかし結果にこだわるなら、やはり不本意な結果であったのだろう。

そして戦績を振りかえってみて、ひとつ気が付いたことがあった。

Aブロック公式最終戦を4勝4敗で迎えたジェフ・コブが対峙したのは、0勝8敗で全敗中の高橋裕二郎だった。

ジェフ・コブにとってはG1の勝ち越しが掛かる重要な試合である。
今後の新日本での立ち位置を決定づける一戦にもなる。

出典:新日本プロレス公式

どうみてもこの試合、実力的に見てもジェフ・コブが圧勝するはずの対戦なのだが、どこで歯車が狂ったのか裕二郎のピンプジュースにジェフ・コブが沈んでしまったのだ。

ジェフ「俺としたことが油断してた。あいつは切羽詰まってたし、勝つためなら手段は選ばないに決まってる。 あいつはバレットクラブなんだから」

-新日本プロレス公式より引用-

試合後のコメントでは「油断」という言葉で片付けているが、本当にそれだけだろうか?

私の目には、ジェフ・コブは自分の勝ち越しを犠牲にしてまで、全敗中の裕二郎に初白星を献上してあげたように見えた。

つまりジェフ・コブは「情に弱いやさしすぎる性格」なのではないか?ということだ。

ちなみに昨年のG1クライマックス29の結果は、今年と同じく「4勝5敗」。

さらに昨年のWTLはマイキー・ニコルスと組んでの「8勝7敗」と、勝ち越してはいるが優勝戦線には程遠い結果だ。

NEVER無差別級のベルトを腰に巻いたことはあるが、長期政権には至っていない。

やはり結果らしい結果はこれまで残してこれていないのが現状だ。

つまり、新日本で結果を出すためにTHE EMPIREに加入した。ということになる。

それと、さっきのコメントでもうひとつ。

「勝つためなら手段は選ばないに決まってる。 あいつはバレットクラブなんだから」

つまりジェフ・コブも結果(勝利)を出すためにヒールユニット(THE EMPIRE)に加入した。

そう深読みできないだろうか?

THE EMPIREがヒールユニットかどうかはさておき、新日本を支配し、帝国を築くためのユニットであることは間違いない。

つまり野心の塊のようなユニットである。

野心。自分にはないものがそこにはある。だからジェフ・コブはそこに惹かれたのだろう。

そしてTHE EMPIRE加入後のジェフ・コブは、これまでの温和なイメージをかなぐり捨てて、クールというよりは冷酷さをまとったスープレックス・マシーンへと変貌を遂げた。

「情に弱い」「やさしさ」「陽気」「気さく」といった性格・イメージとは決別したのである。

おそらくこのまま本隊(フリー)に所属したままでは、現状を変えることは難しいと感じたのではないか。

だから棚橋弘至とはタッグ結成しなかった。

自分を変えたい一心で、ジェフ・コブはTHE EMPIREへ加入したのだろう。

「お前らのせいだ」とは。

「結果を出す」「自分を変える」ためにTHE EMPIREに加入したのであれば、なぜ最初のコメントで「お前らのせいだ」と言ったのだろうか?

「結果を出せる自分になる」ためのユニット変更なら、自分自身の問題であり、誰かのせいではないはずだ。

この答えについては「色んな意味でファンの期待に応えすぎてきた」と私は推測します。

つまり「お前ら」とは「ファン」に向けてのものだということだ。

私もジェフ・コブの大ファンだが、ジェフに期待することといえば、やはりリング上で魅せる豪快なスープレックスの数々だったり、スーパーヘビー級なのに高度な空中技が使えたり、またガチムチ・キャラとしておどけてみせる姿が見たいのだ。

なのでジェフ・コブに対して結果や勝敗よりも、インパクトをファンは望んでおり、ジェフ・コブ自身もその期待に応えすぎてきてしまったのではないだろうか?

G1クライマックス30のウィル・オスプレイ戦で、ジェフ・コブは試合後にこうコメントを残している。

ジェフ「よーし! ガチムチ・エキスプレスに2点追加だ! いやあ、強かったよ。ウィル(オスプレイ)は正真正銘ヘビー級になったんだな。ヘビー級で結果を残そうと頑張ってるよ。でも、俺もヘビー級だから……いや、スーパーヘビー級と言った方がいいな。ニュージャパンのリングで、もっともっと上にいきたい。誰が相手だろうと、俺にはスープレックスという武器がある。ウィル、少しホームシックにかかってるんじゃないか? 俺のスープレックスでイギリスまで吹っ飛ばしてやるぞ。もちろん目標は優勝だ。これで勝ち点は8か。残りあと1試合。(相手は)ユージローか……。俺はユージローを軽く見てなんていないぞ。ハワイにPIMPSはいないと思うし、スープレックスでついでにハワイまで送ってやるのもありだな。ガチムチ! 以上」

-新日本プロレス公式より引用-

オスプレイに対し「結果を残そうと頑張っているよ。」と、結果にこだわる姿勢を評価している。

「ニュージャパンのリングで、もっともっと上にいきたい。」と、自身の秘めたる野心を見せている。

「俺はユージローを軽く見てなんてないぞ。」前述のとおり、結果は白星を献上してしまうという甘さ(情)が出てしまった。

こう読み解いていくと、オスプレイと結託したのは必然だったのかもしれない。

ジェフ・コブがゲーリー・オブライトになる日。

90年代にUWFや全日本のリングで活躍したゲーリー・オブライトという外国人選手をご存じだろうか?

ゲーリー・オブライトのファイトスタイルは、スープレックス主体のジェフ・コブと非常によく似ているのだ。

むしろ私が初めてジェフ・コブの試合を見たとき、ゲーリー・オブライトの再来か!?と興奮してしまったほどだ。

ゲーリー・オブライトを知らない方は、ぜひこの動画を見てもらいたい。

見てもらって分かる通り、ジェフ・コブと体型が瓜二つ、豪快な投げっぷりもそっくりだ。

だが、ゲーリー・オブライトがジェフ・コブと違う部分がひとつある。

それは「容赦ない」「危険」だということだ。

ゲーリー・オブライトの異名は「殺人風車」「殺人スープレックス」と呼ばれており、対戦相手から非常に怖がられていた存在だ。

一方、ジェフ・コブの異名といえば「ミスター・アスレチック」「スープレックス・パーティー」といった、おもちゃ箱のようなイメージである。

しかし、そんなイメージは本隊(フリー)とともにサヨナラだろう。

THE EMPIRE入りしてからはイメージを一新して冷酷なスープレックス・マシーンとなり、いよいよジェフ・コブはゲーリー・オブライトになろうとしているのではないだろうか?

もし、ジェフ・コブが殺人兵器であるフルネルソン・スープレックスを使うときが来たら、新日本は間違いなくTHE EMPIREに完全支配されるだろう。

そんなジェフ・コブの活躍を私はひそかに期待しております。

今回は、以上です。最後までありがとうございました。

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