G1クライマックス30の振りかえり、今回はBブロック編です。
Bブロックの事前予想では、SANADA選手が優勝決定戦へ行くと思っていたので当たりました!
そのまま優勝までいけると予想してたのですが、惜しくも準優勝という結果でしたね。
しかしSANADA選手は開幕から3連敗でスタートと、滑り出しは最悪だったんですよね。
さすがに3戦目のYOSHI-HASHI戦で負けて、単独3連敗になったときは「もうダメかも」と絶望的でした。
矢野・後藤・YOSHI-HASHIに立て続けに敗れるなんて、CHAOSに苦手意識があるんだろうか?
残り6戦はさらに強豪揃い。これを勝ち抜くのは相当難しいよな。
運命の4戦目は新潟県長岡での内藤哲也戦。時の二冠王が相手である。だがここで確変が起きる!
なんとSANADAが内藤からラウンディングボディプレス2連弾でピンフォール勝ちを奪ったのだ!
ここからSANADA選手は文字通り破竹の勢いで6連勝し、決勝進出を決めるという大逆転劇を見せてくれた。
やはり二冠王に勝ってからの自信と勢いが追い風となったよね。
しかし、ここまで書いておいてなんですが、BブロックのMVPはあえて別の選手を挙げたい。
BブロックのMVPは
そ・れ・は、内藤哲也選手です!
惜しくも決勝進出とはなりませんでしたが、二冠王としての風格・戦い方・役割、全てを満たしていたと思います。
A・Bブロック合わせてみても、内藤選手がトータル試合時間は最長だったんじゃないでしょうか?
矢野戦を除いてすべて20分を超える激闘。
試合内容も相手のすべてを出し切らせた上で、最後はディスティーノで勝つ!
そう、ファンが見たい、望んでいる試合はこれなんだよ。最高にG1を堪能させてもらったよ。
負けてしまった試合も、最後の最後までどうなるか分からない内容だった。
特に最終公式戦のKENTA戦。内藤が勝てば優勝決定戦に繋がる試合。
バレンティアからのディスティーノに入る瞬間、これはもう内藤選手の決勝が決まると思った。
だがそこにKENTA選手の一瞬の首固めが待っていた。信じられないような結末だったが、逆にこれでSANADA選手の決勝の可能性が残ることになった。
優勝はできなかったが二冠王としてのプライド・存在感がとても光っていたと思う。
Bブロックのベストバウト
Bブロックのベストバウトを選ぶなら、最終公式戦のSANADA vs EVILの一戦ですね。
これはもうディック東郷の介入や反則がひどすぎて胸糞悪いんですが、ゲスト解説の高橋ヒロム選手が救出に来てくれたのと、最後のオコーナーブリッジでSANADAが逆転勝ちしたこと!
もうこの最後の攻防に尽きますよね。何度もリピートして見返しちゃいましたもん!
SANADA選手をベビーフェイスと言い切るのは語弊があるかもしれませんが、この試合はまぎれもなくベビーフェイス vs ヒールの図式で、最後は正義が勝つという分かりやすいけど一番嬉しいパターン。
これはもう一番興奮したから、これがBブロックの私のベストバウトですね。
あと矢野 vs EVILも良かったなー。あれもスカッとするいい試合でした。やっぱり何度もリピートしたね。
YOSHI-HASHI選手への期待
あと印象に残っているのは、YOSHI-HASHI選手ですね。
結果は2勝7敗と奮いませんでしたが、そのうちの1勝はSANADAから取るなど大きなインパクトを残しましたね。
また、ザック・セイバーJrとの一戦では、バックステージでザックがYOSHI-HASHIのことを認めるようなコメントを残していたのには驚きました。
ザック「本当にあいつYOSHI-HASHIだったか? YOSHI-HASHIが『G1』に出てるのか? 2年前、あいつが勝手に転んでケガしたことを覚えてるか? でも、今日のチョップの威力は凄かったぞ。どうやらステイホーム期間を有効に使って少しは強くなったようだ。でも、もし仮にあいつが2冠王にでもなったりしたら、マジでこの世は終わりってことだ。普段ならYOSHI-HASHIのことを好き放題こき下ろしてるけど、今日のところは認めてやる。今日のあいつには正直驚いた」
-新日本プロレス公式より引用-
あのザックが褒めるとは、それだけYOSHI-HASHI選手の変化が本物だったってこと。
今回のG1、内容とインパクトは凄く良かった!あとは本当に結果だけだな。善戦マンだけで終わらせてはもったいないぞ。
G1を終えて、その後の展開は
すでにPOWER STRUGGLEシリーズが開催中であるが、やはり気になるのはSANADA選手である。
G1の最終日で内藤選手とEVIL選手の二冠を巡る抗争がまたもや再発!
たしかにEVILが公式戦で内藤に勝ってるからといっても、簡単に二冠戦を決めすぎやしないか?
だったら内藤とEVILの両雄に勝っているSANADAの権利が最優先されるはずなのだ。
だがしかし、SANADA選手の動向が静かだ。G1準優勝で燃え尽きたか?
POWER STURUGGLEシリーズでは、SANADAは内藤とのタッグでEVIL組と対峙している。二冠戦の両雄を傍にして何も思わないわけがない。
1.4&1.5東京ドームまで2ヵ月あまりしかない。
行動・アピールをしていかなければ東京ドームのリングに立つことはできない。
そんなSANADA選手の動向に注目していきたい。
今回は以上です。最後まで読んでくれて、サンキューな!